2025年05月12日
2025年05月14日 13:42更新
能登半島地震で被災した上越市頸城区にある国の登録有形文化財「白田邸」の修復が完了し、初めて一般公開されました。
白田邸は明治25年から昭和22年まで3代にわたり、かつて頸城区にあった明治村の村長を歴任した白田家の邸宅です。大正9年に建築され、国の登録有形文化財になっています。能登半島地震で土壁が崩れたり、柱がずれたりするなど被害が62か所に及びました。
これに合わせ修復工事が去年9月から今年3月まで行われました。白田邸では被害を受けた様子や、修復途中なども一般公開してきました。会場では7代目当主の白田美和子さんが、訪れた人に修復場所の説明などをしました。
当主の友人
「(被災)当時丸窓の壁もはげて落ちた。友だちとしてうれしい。立派になった」
柏崎から訪れた人
「見事に修復されて驚いた」
白田邸七代目当主 白田美和子さん
「小鳥のさえずりのなか、たくさんの方に来てもらい感謝している。修復にあたり、皆さんの協力と厚意をうれしく思っている。『きれいになりましたね』と皆さんに言ってもらえた」
白田邸の一般公開は上越市内の名家として知られる3つの邸宅の「春の公開」に合わせて行なわれました。
一方、邸宅の1つで戸野目にある保阪邸も能登半島地震で被害を受け、現在修復作業が行われていて「春の公開」は見送られました。
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