2025年7月3日
2025年7月2日 13:30更新
近年、大雨による洪水災害が全国各地で多発し水防法が改正されたことを受け、下水道や水路の排水が追いつかなくなったときに浸水が想定される区域を示した「内水ハザードマップ」を、上越市が新たに作成しました。河川の氾濫などで浸水のおそれがなくても被害が想定される区域があるため、市では自分の住んでいる場所を確認してほしいと呼びかけています。
「内水ハザードマップ」は、大雨によって下水道や水路の排水が追いつかなくなり、浸水が想定される区域を示したものです。洪水ハザードマップと同様に、おおむね1000年に1回降る大雨を想定しています。4年前に水防法が改正され、内水リスクも公表されることになったことを受けて市が6月に作成しました。
被害が想定されるのは、高田区や春日区など合併前上越市の南部、直江津区や八千浦区など合併前上越市の北部、そして柿崎区、大潟区の海沿いなど3つのエリアです。どこがどのくらい浸水するのか、その範囲や深さが示されています。
上越市雨水施設課 笠松剛 課長
「(大雨災害時)時間軸では、河川があふれる前に内水が始まる。洪水の浸水想定区域ではなくても、内水で浸水する場所もある。洪水と内水、両方のハザードマップを見て、被害が大きい方に備えてほしい」
また、道路が浸水した時などに避難するときの注意点や、内水のリスクを減らすためにふだんから側溝や排水溝を掃除するなどの対策も紹介されています。
「内水ハザードマップ」は、対象区域の世帯に広報じょうえつ7月号とともに配布されています。また、市のホームページでも見ることができます。
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