2025年7月14日
2025年7月14日 14:09更新
任期満了に伴い今年10月に行われる上越市長選挙に立候補を表明している、元市長で市議会議員の宮越馨さんが記者会見を開き、およそ300項目の政策を発表しました。宮越さんは「私が市長を務めるのは1期のみ」と明言し、任期中に政策を引き継ぐ後継者を育てると話しました。
宮越馨さんは、公約としておよそ300の政策のうち、重点政策に11の項目を挙げました。具体的には、人口減少対策として第3子以降に月額5万円を支給する「子ども年金」制度の実施。厳しい運営状況により建て替えが先送りされた「上越地域医療センター病院」の早期着工と、来年3月に閉院する「新潟労災病院」を民間企業や個人なども共同で利用できる市立のコワーキング病院として存続することなどです。
宮越馨さん
「これくらいやらないと、上越市の発展は目に見えてこない。高齢化社会を乗り越えていくためには、医療体制を維持していかないといけない。労災病院は、形を変えるが地域医療の拠点病院として残す」
また、北陸新幹線「かがやき」の上越妙高駅への停車に向けた取り組みや、大合併を見直して新たに「ブロック制」を導入することを挙げました。
宮越馨さん
「頸北、東頸、中頸に再編し、中郷区は妙高市へ編入。大胆な政策転換をして、交付税を見直す必要がある」
このほか、観光のシンボルとして高田城の枡形門を復元させるとしています。
宮越馨さん
「原点に立ち返り城下町・城の復元に目を向けないと、上越市は目玉事業や資源がなかなかない。長年かかっても取り組む。『極楽橋』が完成し、次は『枡形門』」
政策のなかには長い年月がかかるものもあり、最後に記者から「市長を何期務めるつもりか」と聞かれると、「1期を明言する。その間に後継者を育てる。市政の立て直しをして方向性を決めるには、私は1期で十分」と答えました。
また会見で宮越さんは、兵庫県三田市で食べたコメを「まずい」などと発言し問題となっている中川市長について、「任期満了を待たずに1日も早く選挙をすべきだ」と辞職を求めました。
上越市長選挙は10月19日に告示、26日の投票で、即日開票されます。
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