2025年8月4日
2025年8月4日 18:15更新
上越市は水道水を確保するため、上越妙高駅の近くにある消雪用の井戸水の利用を3日(日)から始めました。
4日(月)午前10時ごろの正善寺ダムです。貯水率はこの時点で10.7%でした。節水が呼びかけられてから1日あたり、0.5%前後減っていて、このまま雨が降らないとあすには10%を切る見込みです。
ダムには水不足を心配して訪れる人の姿がありました。
ダムを見に来た人
「先月(7月)来た時はもう少し水位があった。きょう見たら、だいぶ水位がなくなっている。3日(日)雨が降ったけど、ほんの少しだった。これからどのように水を確保していくのだろうかと思う」
「6月ぐらいに来た時は、茶色いところ(88mの目盛り)まで水があった。水が少ないから節水する」
「水の量が少ない。名立は節水区域ではないが節水して協力したい」
上越市では水道水を確保するため、上越妙高駅の近くにある消雪用の井戸、3か所から灰塚にある城山浄水場に井戸水を送るための配管工事を先月29日から24時間体制で進めていています。
管はいずれも井戸からおよそ2キロにわたって取り付けます。3日には1か所から水が送られています。1日当たり2000立方メートルほどです。
残りの2か所の工事も5日(火)に終わる予定で、3か所の井戸から送られる水は合わせて6000立方メートルになる見通しです。これにより城山浄水場から供給される水は現在の2倍、1万2000立方メートルになります。
このほか市では水道水を確保するため、上越教育大学の近くにある井戸水を正善寺浄水場に送る配管工事なども進めています。
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