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直江津捕虜収容所で亡くなった兵士を追悼「平和の集い」

直江津捕虜収容所で亡くなった兵士を追悼「平和の集い」

戦争の悲劇を語り継ぐ

まもなく戦後80年、終戦の日を迎えるのを前に、かつて直江津捕虜収容所で亡くなった兵士たちを追悼し平和を願う集いが11日(月・祝)に上越市のレインボーセンターで行われました。

この集いは戦争の悲劇を語り継ごうと市民団体「上越日豪協会」が毎年開いています。

川原町にある平和記念公園にはかつて直江津捕虜収容所があり、収容されたオーストラリア兵など62人が寒さや飢えで亡くなりました。また終戦後には、収容所の日本人職員8人が捕虜を虐待した罪に問われ処刑されました。

会場になったレインボーセンターには、亡くなった70人の名前が書かれた灯ろうが並びました。灯ろうには地元の小学校、6校の児童などが寄せた平和を願うメッセージも書かれています。関係者や市民などおよそ90人が集まり、黙とうを捧げました。

上越日豪協会  関勝代表
「ロシアもウクライナも、イスラエルもパレスチナも武力攻撃。罪のない市民が犠牲になる戦争が続いている。一刻も早く戦争が終わることを願う」

オーストラリア大使館 アンドリュー・フィッシャ空軍中佐
「きょうは亡くなった人たちを思い出す日。勇気と強さをたたえる」

また、地元の小中学生3人が平和を願いスピーチをしました。

 直江津東中3年生  持田沙和さん
「戦争は今も世界中で起こり続けている。相手を尊重するために自分の利益を一番に考えないというのは難しいのかもしれない。しかし難しいと諦めていては平和は訪れない。平和をつかむために体験を伝えるという今自分にできることを精一杯取り組むことを誓う」

参加した小学生
「自由研究で戦争について勉強した。去年も参加して今年も参加した。世界中が平和になるように願った」

このあと追悼の意を込めて歌や踊りが披露され、最後に直江津の民踊「直江津小唄」を全員で踊りました。

上越日豪協会 関勝代表
「直江津は戦争の爆撃はそんなになかったが、オーストラリアの人が捕虜になり、日本人も亡くなっている。80年たって改めて感じて、皆さんにこういう悲劇があったことを知っていただきたい」

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