2025年8月21日
2025年8月21日 16:35更新
南北朝時代から明治時代にかけて、上越地方の刀鍛冶が手掛けた刀や脇差など22点が、上越市本町5丁目のミュゼ雪小町で、24日(日)まで展示されています。
展示されているのは、14世紀後半の南北朝時代から明治時代に上越地方で活躍した刀鍛冶14人が手掛けた刀剣22点です。第100回謙信公祭や上杉謙信の愛刀「山鳥毛」の展示に合わせ、久比岐愛刀会に所属する7人が所有する刀や槍を持ち寄り、11年ぶりに展示会を開きました。
これは江戸時代末期の1863年2月、正蔭が作った刀です。長さは約70センチで、「互の目」とよばれる刃文が特徴です。正蔭は江戸で学んだのち、高田藩の刀鍛冶として仕えたと言われています。
久比岐愛刀会 高島忠雄 会長
「ここに20年前まで刀研ぎ師がいた。掛川さんという人。掛川さんは『今まで研いだ中で一番いいのは五島正蔭』と。刀文や形」
上越地方には、これまで50人ほどの職人がいたとされています。
会場には刀や槍のほか当時使われていて刀を収めたとされる刀箪笥、鞘やつばなども展示されています。
神奈川から来た人
「刀は工芸品の技術の結晶だと思う。見ていて飽きない。見れば見るほど深い芸術。楽しい。槍や薙刀も。内容も充実していて、無料でいいのかなと思った」
久比岐愛刀会 高島忠雄 会長
「今まで火災や地震に遭い、残っているのは少ないと思う。名刀はないけれども昔から歴史ある刀が揃っているので来ていただきたい」
「謙信公祭第100回記念上越市ゆかりの刀剣展」は24日、日曜日まで、上越市本町5丁目のミュゼ雪小町で開かれています。入場は無料です。
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