2025年9月9日 4:00更新
太平洋側に住んでいる自転車愛好家が、日本海の直江津を目指し、船見公園にある人魚像前に集まるサイクルイベント「直江津集合」が先月30日(土)に開かれました。
写真はすべて参加者提供
このイベントは神奈川県在住の金井義直さんがSNSで参加を呼び掛けて開催しました。
金井さんによりますと、太平洋側に住む自転車愛好家が日本海側へ横断するイベントは、1971年の明治大学自転車部OB会が主催した「東京-糸魚川ファストラン」が起源だということです。その後、2006年に金井さんとは別の人が江の島から直江津まで自転車で走って以来、毎年8月の最終土曜日に仲間を誘って直江津を目指すようになりました。
その後、自転車漫画の題材にされるなどして話題を呼びましたが、コロナ禍で中断。イベントを途絶えさせるのはもったいないと、金井さんが元の主催者と話をして2022年に復活させました。
事前のエントリーは不要で、参加者はLINEのオープンチャット機能を使って連絡を取り合いながら、船見公園を目指します。ルールは午後6時に人魚像の前にいること。今年は東京、神奈川、埼玉のほか、岐阜や山形などから45人が集まりました。
参加者は、日本海に沈む夕日を写真におさめたり、道中での会話に花を咲かせたりと思い思いの時間を過ごしました。
金井さんは、自転車愛好家として上越市の魅力は立地だと話します。
金井義直さん
「国道18号を走ってくる人が多いが、関東から一直線に長野県・渋峠を越えるルートや長野松本経由で糸魚川から来るルート、湯沢経由で十日町方面から入るルートなど、直江津へ至る選択肢が多い。また、翌日も久比岐自転車道で糸魚川まで行ったり、柏崎~寺泊~新潟など海沿いに走ってみる人、直江津港から佐渡へ渡って走る人など、『到達』と『出発』の両方で立地に恵まれている」
金井さんは、来年以降もイベントを継続していきたいと話しています。
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