2025年10月8日
2025年10月8日 16:45更新
今年4月、上越市今泉城山の県営高田発電所で発生した発電所へ水を送る鉄製の管が断ち切れた事故について、県企業局施設課は8日(水)、有識者による原因調査の結果を公表しました。
県によりますと、主に以下の3つの原因が関係しているということです。
1つは、発電所付近の地山は崩壊要因を有する地質であり、長年にわたる降雨や融雪水の浸透により風化が進行し、沈下などの変異が累積していたこと。2つ目は、今年3月下旬に高温が続き、多量の融雪水が地山に浸透したことで、地山が安定性を保てなくなり、水圧管路への土圧が増大したこと。3つ目は、土圧により水圧管路が損傷し、水圧管路から漏水が発生。漏水により地山の変位がさらに増大し、土砂崩落し水圧管路破断に至ったということです。
当時、この事故の影響で工事用の鉄塔2基が倒れたほか、付近の農地が浸水する被害が出ましたが、けがをした人はいませんでした。
詳しい調査報告書は県のホームページをご覧ください。
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