2025年10月12日
2025年10月9日 9:37更新
今年の春に閉校し戸野目小学校と統合した、上越市立諏訪小学校の思い出をつづった文集が先月、発行されました。
諏訪小学校の思い出をつづった文集「希望燃ゆ 諏訪の里 我が学び舎の思い出」です。 小学校での思い出を残そうと、市民団体「諏訪の里づくり協議会」が企画しました。文集A4サイズで76ページあり、昭和16年度からの卒業生や保護者、教員など、280人以上の学校での思い出が書かれています。
諏訪の里づくり協議会 川上久雄会長
「これだけの大作ができてよかった。皆さん思い出がたくさんあったんだなと。それをまとめられてよかった」
昭和38年度に卒業した古川正美さんは、明治、大正、昭和時代に外交官を務めた地域の偉人、芳澤謙吉が学校に訪れたことを書きました。
また、昭和63年卒の寺田寛さんは、小学1年生の冬、大雪で平屋建ての校舎が屋根まで埋もれ屋上で雪遊びをした思い出を書きました。
諏訪の里づくり協議会 川上久雄会長
「子どもたちも諏訪はいいところだと話している。諏訪に対しての思い入れがある。校舎は残っているが、子どもたちがいなくなり寂しくなった。思い出が文集に詰まっている」
文集は300部発行され、地域の人に配られたほか、諏訪地区公民館や近くの小学校、高田と直江津の図書館に置かれます。閉校した諏訪小学校の校舎は来年度から学びの多様化学校「諏訪中学校」として活用されることになっています。
諏訪の里づくり協議会 川上久雄会長
「『諏訪中学校』という名前で新しい歴史が始まる。地域の住民と協力してどういう風に学校とかかわっていけるか。楽しみも不安もあるが、いい形で交流できれば」
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