2025年11月10日
2025年11月11日 12:02更新
今年度で閉校する上越市立三郷小学校で11月8日(土)、記念式典と最後の文化祭、記念碑の除幕式が行われました。
三郷小学校は天野原新田小学校として1873年(明治6年)に寺の中に開校しました。児童の数は多い時で1949年、333人いましたが、その後は減り続け今年度は44人です。来年3月に閉校して152年の歴史に幕を下ろし、来年4月、南本町小学校に統合されます。
記念式典には全校児童や保護者、歴代のPTA会長などおよそ190人が出席しました。
佐藤 吉弘校長は 「この三郷の地で体験したこと、学んだことを胸に、新しい環境でも立派に活躍してくれると確信している」とあいさつしました。
このあと1884年(明治17年)に資産と土地を提供し、校舎を建てた渡部健蔵の功績や今年度の閉校記念事業を紹介する映像が上映されました。
続いて、最後の文化祭が開かれました。
地区に100年以上前から伝わる民俗芸能「春駒」を全校児童と、児童に指導してきた春駒保存会のメンバーが披露しました。
文化祭では毎年、3年生が踊りますが、今年度は閉校に合わせ全校児童が踊りました。
最後にグラウンドに建てられた記念碑の除幕式が行われました。
石碑には渡部健蔵の功績や学校の歴史が刻まれています。
児童
「みんなで練習して頑張って踊れて良かった」
「三郷小学校の伝統をみんなに伝えていきたいと思いました」
佐藤吉弘 校長
「三郷小学校はなくなりますが、今度は南本町小学校に統合し、南本町小学校区の中の三郷地区ということになります。決して三郷地区がなくなるわけではないので、南本町小学校での地域学習等に三郷地区も取り入れて、三郷の良さをこれからも子どもたちに探ってもらいたい」
この日は児童が手掛けたフラワーアレンジメントが来賓の控室などに飾られました。
アレンジメントの作業風景や記念式典などは、JCVの番組「こどもコウキシン!」で11月30日から放送します。
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