2025年9月2日
2025年9月1日 14:55更新
佐渡島と甲斐(山梨県)の金山をテーマにしたシンポジウム「甲斐・佐渡の金山と日本の鉱山文化~武田、上杉そして徳川へ~」が9月13日(土)、高田城址公園オーレンプラザで開催されます。聴講無料ですが、事前の申込みが必要です。
このシンポジウムは、フォッサマグナでつながる新潟・長野・山梨・静岡の中央4県が連携する「山の洲(やまのくに)文化財交流事業」の一つとして行われます。この事業は、それぞれの地域で育まれた特徴ある文化を活用し、その魅力を広く発信する取り組みです。各県でさまざまな取り組みが行われ、新潟県でも一昨年から年に1回、シンポジウムを開いています。
今年のシンポジウムは去年世界遺産に登録された「佐渡島の金山」と、甲斐(山梨県)の金山がテーマで、上越市で開催されます。佐渡島の金山の価値の根幹となる伝統的手工業による金生産について掘り下げます。また、そのルーツとなるのが甲斐の金山で、その発展には武田信玄をはじめとする武田氏や、越後の上杉氏も関係しています。2つの金山を対象に、戦国から江戸にかけての金生産技術の発展や当時の国勢情勢などの歴史的背景を探ります。
シンポジウムでは、小田由美子さん(元新潟県文化行政課世界遺産登録推進室長)と小松美鈴さん(甲斐黄金村・湯之奥金山博物館学芸員)の2人からの報告の後、国立科学博物館名誉研究員の鈴木一義さんによる「世界的に見た日本の金山の技術と文化」と題した特別講演が行われます。また、皆さんによるパネルディスカッションも実施されます。
そのほか、シンポジウム会場では金山絵巻や当時の測量道具などが展示されます。
シンポジウムに参加するには、ホームページから事前の申込みが必要です。申込締切は9月10日(水)です。
令和7年度 山の洲文化財交流事業
シンポジウム「甲斐・佐渡の金山と日本の鉱山文化~武田、上杉そして徳川へ~」
■日時:9月13日(土)13:00~17:00(受付開始 12:30)
■会場:高田城址公園 オーレンプラザ ホール(上越市本城町8-1)
■参加費:無料
■定員:先着300名
■申込み:申込みフォーム
■申込み締切り:9月10日(水)17:15
〈プログラム〉
【報告】
・「佐渡島の金山」の技術と文化/小田由美子(元新潟県世界遺産登録推進室長)
・甲斐金山の技術と文化/小松美鈴 (山梨県湯之奥金山博物館学芸員)
【特別講演】
世界的に見た日本の金山の技術と文化/鈴木一義(国立科学博物館名誉研究員)
【パネルディスカッション】
「甲斐・佐渡の金山と日本の鉱山文化:その特質と背景」
■問い合わせ:TEL 025-280-5620(新潟県観光文化スポーツ部 文化課 埋蔵文化財係)
■ホームページ
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