2025年04月30日
2025年04月26日 09:52更新
今年2月岩手県大船渡市で起きた山林火災を受け、大規模な林野火災を想定した消防訓練が25日(金)、上越市の金谷山公園で行われました。
訓練は金谷山公園で草や木が燃える大規模な林野火災が起きた想定で行われました。参加したのは上越地域消防局や上越南消防署の隊員などおよそ20人です。
参加者は斜面の火を消すため、管理事務所の近くにある池から水を汲み上げ、火元の近くまでホースを120メートルほど伸ばして放水しました。
消火作業が行われる一方で、火は山頂方面に燃え広がります。この想定は2月に岩手県大船渡市で起きた大規模な山林火災をイメージしたものです。参加者は最初の火元からさらに40メートルほど駆け上がりました。
ホースが届かない場所は水の入ったジャケットを背負い、消火にあたります。上越地域消防局管内では大船渡市の火災現場におよそ70人の隊員を派遣しました。25日はその隊員も参加しました。
大船渡市で活動した上越南消防署 金子進吾 係長
「(連携するため)位置情報を各隊で共有して活動した。これは今後も取り組む課題。火災はいつ起こるか分からないのでその時に向けて訓練をしていきたい」
上越南消防署によりますと、管内で起きた林野火災は去年1件、ことしはまだ発生していないということです。
上越市南消防署 小林功和 署長
「暖かくなってこれから屋外で活動する機会が増える。風の強い日は火の取り扱いに注意して、安全に屋外活動を楽しんでほしい」
金谷山管理事務所ではこれからの時期、公園内でバーベキューをする人が増えるため、火の取り扱いに注意してほしいと話していました。
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