2025年6月28日
2025年5月13日 17:39更新
12日(月)、上越市立直江津小学校で漂白剤が混入した水を誤って児童が飲む事故が起きました。水を飲んだ児童6人は救急搬送されましたが、13日(火)午前11時現在、体調に異常は見られないということです。
上越市教育委員会によりますと、9日(金)午後5時頃、工事事業者から直江津小学校に対し「12日(月)午後から行う水道工事に伴い、午後1時から4時30分の間、水が濁る可能性がある」と連絡が入りました。
工事当日の12日(月)午前8時頃、児童の飲料用の水を用意しようと、用務員が取っ手付き水入れ容器3個に水を張り、ほかの教員が漂白剤を入れて消毒を行いました。午後0時40分頃、教頭が容器に入っている水が消毒中のものだと気付かず、容器にフタをして、校舎2階と3階にあるオープンスペース3か所に持って行き、児童が飲めるように配置しました。
昼休み中に水を飲んだ児童6人は「苦い」、「プールの味がする」と近くにいた担任に訴え、水が入った容器はすぐに撤収されました。児童6人は上越総合病院と県立中央病院に救急搬送されましたが、異常は見られず、体調不良を訴える児童もいませんでした。このうち、紙コップの半分以上の水を飲んだ児童1人は経過観察のため1泊入院し、翌日の午前中に退院。13日(火)午前11時現在、水を飲んだ児童6人を含む、全校児童の体調に異常はみられないということです。
事故の原因は、教職員間の連絡が不足していたこと、容器に「漂白剤を入れている最中である」と表示しなかったこと、容器を配置する前に内容物の確認を行わなかったことです。
直江津小学校では当日、申し出のあったすべての児童の自宅を校長と教頭が訪問し、謝罪しました。さらに全保護者に対し事故の概要をメールで発信し、あわせて電話でも連絡し謝罪しました。
市では公立の全小中学校と幼稚園に対し、今回の事故の概要を周知し、改めて各学校や幼稚園での児童生徒などに対する安全確保の徹底を指示しました。
先月22日(火)、直江津南小学校で提供された給食に蛍光灯の破片が混入した事故への対応と合わせ、度重なる事故に対する追加の再発防止策の検討を進めるということです。
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