2025年5月29日
2025年5月29日 11:00更新
上越市内の若手の教員が指導力向上をめざす研修会「夢しごと元気塾」が今年度も始まり、28日(水)に開講式が行われました。今年度は例年の2倍近い19人が受講します。
「夢しごと元気塾」は、若手教員の指導力向上のために上越市立教育センターが毎年開いています。
今年度は、上越市内の小中学校に勤務する教員経験2年から6年目までの19人が受講します。例年は10人前後の参加ですが、今年は若手教員の多い学校に積極的に参加を呼び掛けた結果、例年の2倍ほどの受講者が集まったということです。
研修の期間は1年で、経験豊富なベテラン教員からマンツーマンで指導を受けます。塾生はそれぞれが設定した研修テーマの達成に向けて、主体性を引き出す学習課題の提示の仕方や板書の工夫など指導を受けます。そのあと、実際に指導員にふだんの授業を見てもらい、アドバイスを受け次回の授業で改善していきます。これを1年間に3回から4回繰り返します。
28日(水)は開講式が開かれ塾生と指導員がはじめて顔合わせをし、上越市教育委員会 早川義裕 教育長が受講生に激励の言葉を送りました。
上越市教育委員会 早川義裕 教育長
「これだけ応募してくれたのは初めて。やる気をひしひしと感じる。学び続ける姿勢は、子どもたちにもしっかりと映る。子どもたちの心に火を灯す先生が偉大な教師。『Great teacher』を目指してぜひ頑張ってもらいたい」
小学校教諭2年目
「(去年)いろいろな人に見てもらったが、今年2年目で独り立ちが不安。自分の言ったことが正解になっている。子どもたちの考えが深まっていない。去年たくさんあった課題を少しでも解決して、子どもたちが『学校が楽しい」』というのを目指して頑張る」
中学校教諭5年目
「引き出しがあればあるほど子どもたち、それぞれに合った授業展開ができる。いっぱい引き出しを見つけたい。今の子どもたちが私たち教員を見て『魅力的』、『こんな大人になりたい』と思ってくれると、いずれ教員が増えるのでは。子どもたちにとって、魅力的な教員、大人の1人になれるといい」
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