2025年6月12日
2025年6月12日 17:50更新
県内最大の公募展「新潟県美術展覧会」県展の上越展が、12日(木)から上越市教育プラザで始まりました。
県展は昭和20年に始まった県内最大の公募展です。79回目の今年は県内外から日本画、洋画、彫刻、写真など7部門に去年よりおよそ140点少ない、2995点が寄せられました。
このうち上越市からはおよそ150点、妙高市からはおよそ20点の応募があり、入賞、入選したのは合わせて50点あまりです。会場には最高賞の「県展賞」を含む入賞と、上越市、妙高市すべての入選作品合わせた370点ほどが展示されています。
初日の12日(木)は式典が開かれ、 入賞者に表彰状が贈られました。
【県展賞】 池田幸一さんの日本画「冬近し 蓮堀図」
これは「県展賞」を受賞した上越市の池田幸一さんの日本画「冬近し 蓮堀図」です。ウォーキングでよく訪れる高田城址公園で、枯れているハスと水面に映った空を描きました。絵の大きさは、縦およそ1メートル15センチあり、額縁は78歳の池田さんが元大工の経験を生かして手づくりました。
池田幸一さん
「(受賞)おめでたいと思う。よかった。(苦労したことは)自分の狙っている色にならないこと。画面に水を塗っている。乾くと色が変わってしまう」
【奨励賞】 竹田捷幸さんの写真「プロムナード」
これは「奨励賞」を受賞した上越市の竹田捷幸さんの写真「プロムナード」です。外から室内に差し込む青い光の色にこだわりました。
竹田捷幸さん
「写真を始めて22年になる。入選は何回かあるが入賞は初めて。この歳になってこのようなご褒美をいただけてうれしい。朝の時間帯で色温度の関係で少し青みがかった色になる。それがちょうど夏のプール(浮き輪)とイメージが合った。こういう涼しげな表現をしたいなと」
県展 上越展は、来週16日(月)まで上越市教育プラザで開かれています。入場料は一般が700円、大学生以下は無料です。
期間中は作品鑑賞会が15日(日)まで毎日開かれます。詳しくは市のホームページをご覧ください。
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