2025年6月17日
2025年6月17日 15:15更新
去年1月の能登半島地震で被災した上越市仲町にある国の登録有形文化財「百年料亭 宇喜世」の修復工事がこのほど終わりました。宇喜世では庭のお披露目会を6月22日(日)まで開き、名前を募っています。
「百年料亭 宇喜世」は築140年の歴史がある国の登録有形文化財です。能登半島地震では上越市内で最大震度5強が観測され、4階建ての建物のうち、1階の壁にひびが入ったほか、骨組みがゆがみました。
また、日本庭園があり塀や石垣が崩れたほかシンボルになっている北門の梁が傾くなど被害は広い範囲に及びました。
百年料亭 宇喜世 布施一彦営業部長
「梁が傾いてしまった。北門の拡張した結合部分がずれて修繕した」
修復工事は去年6月から今年4月まで行われました。かかった費用はおよそ4000万円です。4分の3は上越市や県の補助金を活用しました。またクラウドファンディングで寄付を募り、目標の500万円を上回るおよそ860万円が集まりました。
百年料亭 宇喜世 布施一彦営業部長
「全国の皆さんから支援してもらい春に改修工事が終わった。若い人でも歴史がある建物に興味がある人がいる。年配の人だけでなく若い人からも支援をしてもらった」
庭に親しみを持ってもらおうとお披露目会が今月10日から開かれています。塀にある扉を開け敷地の外からでも見えるようになっています。
合わせて宇喜世では庭の名前を公式LINEで募集しています。
百年料亭宇喜世 布施一彦 営業部長
「歴史のある建物なので何十年、何百年と残していかなければならない。皆さんからかわいがられるような名前を募集している」
お披露目会は今月22日(日)までの午後2時30分から午後4時までです。誰でも無料で見ることができます。定休日は月曜日。予約は不要です。詳しくは宇喜世のホームページを御覧ください。
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