2025年6月26日
2025年6月26日 20:51更新
終戦から今年で80年。妙高市出身で戦争で亡くなった人を追悼する法要が26日(木)妙高市の新井別院で営まれました。
追悼法要には遺族の代表や関係者などおよそ80人が参列しました。法要では妙高市社会福祉協議会の飯吉悟会長が追悼文を読み上げ戦争を知らない世代が増える一方でロシアによるウクライナへの軍事侵攻など世界で紛争がおき、多くの尊い命が犠牲になっていることに触れました。
妙高市社会福祉協議会 飯吉悟会長
「我が国で二度と悲劇を繰り返すことなく今ある豊かな社会を後世に引き継ぐためには歴史から学んだ多くの教訓を胸に刻み、戦争の悲惨さ・平和の尊さを語り継いでいかなければならない」
この後、城戸市長が「唯一の被爆国である私たち日本人には戦争の悲惨な記憶を風化させることなく平和への願いを発信し続ける責務があり、平和な未来を作り上げる使命がある」と追悼の言葉を述べました。
参列者の一人、妙高市遺族会の森田邦子さんです。戦争によって満州で父親を亡くしました。
森田邦子さん
「法要式典をしてもらうことを亡くなった父は喜んでいると思うご苦労さんとお参りをした」
妙高市遺族会の前会長、間島英夫さんは昭和19年に太平洋戦争で父親を亡くしました。
間島英夫さん
「父が31歳でフィリピンで戦死した。(戦争は)なぜ話し合いで解決できないのかと思う。簡単にいかないのかもしれないが平和的な解決を望んでいる」
妙高市では第二次世界大戦などで1691人が亡くなっています。
妙高市遺族会 宮﨑淳一 会長
「わたしも現在54歳全く戦争を知らない世代。戦争をしてはならないと声を出してもらうために活動をしていく」
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