1. 上越妙高タウン情報
  2. ニュース
  3. 戦後80年 平和の音色奏でる 上越市で「被爆ピアノ」演奏会

ニュース

  • NEW

戦後80年 平和の音色奏でる 上越市で「被爆ピアノ」演奏会

戦後80年 平和の音色奏でる 上越市で「被爆ピアノ」演奏会

戦後80年となる今年、平和の尊さを考えてもらおうと原爆投下で傷跡が残った「被爆ピアノ」の演奏会が20日(日)に上越市で開かれました。

80年前、原爆が投下された広島市の民家で、奇跡的に焼け残った「被爆ピアノ」です。昭和13年に作られたアップライトピアノには、爆風によってできた傷が今も残っています。

演奏会は、今年戦後80年を迎え、上越市が「非核平和友好都市宣言」を行ってから30年周年となるなか、市民に平和の尊さを考えてもらおうと企画されました。

ピアノは、広島市出身の調律師で被爆2世の矢川光則さんが修復して管理しています。

管理所有者 矢川光則さん
「持ち主の被爆者の方から、役立ててほしいと切なる願いがあり、日本全国で平和の種まきをしている」

演奏会では、事前に希望した上越市に住む小学生から80代までの65人が平和への思いを込めて演奏しました。

「花は咲く」を演奏した荒川愛凛さんは「みんなが笑顔になるように気持ちを込めた。音のバランスやペダルを踏む力が(ほかのピアノと)全く違った」と話しました。

「メリークリスマス・ミスターローレンス」を演奏した曽田輝土さんは「自分は8月9日生まれ。被爆しても残り続けている奇跡のピアノを弾きたいと思った。世界中の戦争をなくしたいという思いで弾いた」と話しました。

訪れた人
「感激した。被爆ピアノは聴いたことがなかったが、訴える力が大きい。考えさせられる」

被爆ピアノは、今後も全国各地をまわりコンサートが開かれます。

管理所有者 矢川光則さん
「皆さんいい音を出していた。ピアノも喜んでいるのでは。子どももたくさん弾いていただいた。被爆ピアノとの出会いを通し、弾いたことで平和の尊さを考えてもらえるいいきっかけになったのでは」

この記事が気に入ったら
上越妙高タウン情報にいいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でJCV Fan !をフォローしよう!

あわせて読みたい記事

© Copyright (C) 2025 上越妙高タウン情報 All rights reserved.