2025年8月7日
2025年8月5日 14:52更新
世界を相手にジャンプ!
今年11月に開催される聴覚障がい者のための国際総合スポーツ競技大会「デフリンピック競技大会東京2025」のバレーボール女子日本代表に、上越高校3年生の岡田夕愛さんが選ばれました。岡田さんは4日(月)に中川市長のもとを訪れ、「金メダルを獲得したい」と決意を表しました。
岡田さんは上越高校女子バレーボール部の3年生です。生まれつきの難聴ですが、補聴器を着ければ日常の会話やほかの選手とも支障なくコミュニケーションが取れます。
身長168センチを生かしたブロックや、サウスポーから繰り出す強烈なスパイクが持ち味です。
顧問の関口一途さんによりますと「高校生離れした強い肩を生かしたスパイクが魅力」で、今年6月の県高校総体では上越高校3位の活躍に貢献しました。
バレーボールを始めたのは小学2年生の時です。めきめき上達し、高校に入学すると聴覚障がい者の選手などが集うデフバレー協会に勧誘されるほど注目されていました。
去年、デフバレー協会の合宿や今年の選考会でその実力が認められ、7月に日本代表メンバー14人のひとりに選ばれました。
岡田夕愛さん
「まさか自分が選ばれるとは思っていなかった。すごくうれしい。責任感をしっかり持たないといけないと思った」
一方で戸惑いもあります。高校の試合では補聴器をプレー中に着けていますが、デフバレーでは外すことになっています。
岡田夕愛さん
「ほかの選手の声やボールの音、審判の笛の音が聞こえないことがあって困った。手話やアイコンタクトでしっかりコミュニケーションを取るようにしている」
デフバレーボール競技は、11月15日から東京の駒沢オリンピック公園総合運動場で開催されます。 岡田さんは今後、全日本の合宿に参加して海外選手に対抗するアタックやブロック技術を磨きます。
岡田夕愛さん
「スタメン出場ではないと思うが、交代した時に雰囲気を取り逃さずしっかりと自分たちの流れでプレーしたい。自分の力を発揮して金メダルを獲得したい」
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