2025年8月5日
2025年8月5日 15:50更新
6日(水)に広島市で開かれる平和記念式典に出席するため上越市と妙高市の中学生が5日(火)の朝、上越妙高駅を出発しました。生徒たちは「戦争の悲劇や平和の大切さを学んできたい」と決意を述べました。
式典に参加するのは、上越市の中学生22人と妙高市の中学生9人です。このうち上越市の出発式では早川義裕教育長が「80年前に何が起こったか。同じ中学生の未来が一瞬で閉ざされた事実をしっかり心に刻み、次の時代につなげてください」と激励しました。
続いて、各学校の生徒や小川未明文学館で開かれている「平和展」の会場で来場者が作った折り鶴が、生徒に渡されました。
上越市では中学生に平和の尊さを伝える担い手になってもらおうと、29年前から式典に生徒を派遣しています。
出発式では、生徒を代表して東頸中学校3年の野紗良さんが「実際に現地に行き感じたこと、思ったこと、考えが変わることがたくさんあると思います。しっかりと持ち帰り、家族、友達など周りの人に伝えていけるようにします」と決意を述べました。
一行は6日の広島市で行われる平和記念式典に参加するほか、広島平和記念資料館を見学し、託された折り鶴を「原爆の子の像」にたむけることになっています。
中学生
「被爆した人の思いを感じ取って来たい」
「平和を守るために戦争や核があってはならないことを学びたい。苦しい思いをした人々の気持ちを無駄にしないため学校で広く伝えたい」
生徒たちは派遣から戻ったら、広島での体験を各学校や8月11日に直江津のレインボーセンターで開かれる「平和の集い」などで報告することになっています。
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