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「小中学生に携帯を持たせない」妙高市提言見直し 児童生徒がMyルール作り

「小中学生に携帯を持たせない」妙高市提言見直し 児童生徒がMyルール作り

スマートフォンの普及やインターネットが学校の授業で活用されていることを受け、妙高市は「小中学生に原則携帯電話を持たせない」という提言の見直しを昨年度から進めています。19日(火)に3回目の検討会議が開かれ、小中学生が参加してスマートフォンのメリットとデメリットについて意見を交わしました。

検討会議に参加したのは、市内すべての小中学校10校の代表児童や生徒29人とPTA、教職員などあわせて56人です。はじめに児童と生徒がスマートフォンのメリットをあげました。

参加者
「ニュースや情報をたくさん得ることができる」
「勉強で分からないことがあっても、AIが処理して解説してくれる」

続いて、スマートフォンを正しく使うため、気をつけるべきことやルールを話しあいました。ポイントは決められた時間を守る、悪口を書かない、写真や動画を拡散して個人情報を投稿しないの3つです。児童生徒は、この3つを実現するためにどう行動すべきか「Myルール」について話しあいました。

参加者
「時間を超えそうと思ったときには、自分から手元から離してしまう。離したらもう何もできなくなる。そのときに読書やお手伝いをしようと思う」

「書き込む内容について悪口やいじり・いじめになっていないかをChatGPTなどのAIにチェックしてもらい判断してもらう」

「動画や画像を送信したい場合は、映っている相手によく確認をとる。SNSに上げる場合は、個人を特定できる顔、名前、場所が映っていないかを確認。相手に送信するときに確認をとり、相手が『ダメ』と言ったら諦める」

中学1年
「タイマーを使って制限することや、親に止めてもらうなどいろいろ出てきた。自分の考えも変わり参考になった」

小学6年
「たまに自分のスクリーンタイム(使用時間)を振り返り、使い過ぎてしまったと感じる。決まりがあればみんな守るので、みんながやっていれば自分も頑張れる」

中学3年
「ネットが発達していく社会。自分が適切な情報を選んで発信受信できるために、今のうちから勉強して大人になって困らないようにしたい」

このあと、今回出た意見を参考にそれぞれの学校でマイルールを作ります。検討会議ではマイルールをまとめたうえで今年12月下旬に提言を完成させます。

妙高市こども教育課  渡邉洋臣 副参事
「親から言われたからやるではなく、自分たちで考えて決めたことをやる。だから責任が持てる。子どもたちを中心に考えられてよかった。マイルールについては、自分に合ったものを作って選び、作っただけでなく活用してほしい」

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