2025年8月28日
2025年8月28日 12:58更新
8月6日に広島市で開かれた平和記念式典に出席した妙高市の中学生による報告会が、27日(木)妙高市上町の新井ふれあい会館で行われました。
広島市で開かれた平和記念式典に出席したのは、妙高市立新井中学校、妙高高原中学校、妙高中学校に通う生徒合わせて9人です。8月5日から2泊3日の日程で広島市を訪れ、平和記念式典へ出席したほか、資料館を見学したり被爆者から話を聞きました。27日(木)は城戸市長や塚田教育長、保護者などを前に、生徒は現地で感じたことや学んだことを発表しました。
「戦争の悲惨さを実感。平和を維持する重要性に気づいた」
「まだ生きたかったはずの人が1発の原子爆弾で亡くなったと思うと原爆の恐ろしさを物語っていると思った。友達と遊べたり学校で学べるのは当たり前ではないと改めて感じた」
「同じ年頃の子どもが学校へ出かけ、二度と帰らなかったことに言葉を失う。相手を思いやる心、話し合いで解決する姿勢、過去の悲劇を語りつぐことが積み重なって平和につながる」
式典に出席した9人は全国から集まった学生とディスカッションし、平和ではない状態とはどんな状態か、それを解決する方法は何か、話し会ったことも報告しました。
城戸市長
「学んだことを家族や学校で話して多くの人に広めてほしい」
中学生
「戦争を経験していない人にも被爆者の話をして後世に伝えていきたい」
「各県の小学生や高校生に話を聞いて、平和への考え方が一人一人違うと知った。自分の中で平和についての考え方が増えた」
妙高市では、2010年から毎年広島市で行われる平和記念式典に市内の中学生を派遣し、戦争がもたらした悲惨な歴史や平和の尊さについて学ぶ事業を進めています。
妙高市こども教育課 渡邉洋臣 指導主事
「教科書にはない、目で見ないと分からないことがある。学んだことをたくさんの人に伝えてほしい」
生徒は今後、それぞれの中学校で、広島で学んだことを発表することになっています。
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