2025年9月1日
2025年9月1日 17:39更新
今年4月、上越市の後谷ダムから城山浄水場に水を送る管が断ち切れた後、県が進めていた仮設の配管工事が終わり、31日(日)後谷ダムから城山浄水場にまとまった水が送れるようになりました。しかし、正善寺ダムの貯水率が低い状態は続いていて、上越市ガス水道局ではまだ節水解除の時期は見通せないとして、引き続き節水への協力を呼びかけています。
仮設の配管工事は事故があった4月以降、崩れた斜面の反対側で行われました。工事は30日(土)終わり、31日(日)から後谷ダムの水が城山浄水場に送られています。送れる水の量は1日あたり最大2万立方メートルです。城山浄水場から各家庭に送る1日あたりの水の量は、31日は1万3000立方メートルほどでしたが、1日は1万7000立方メートルほどとなる見通しです。県では後谷ダムから城山浄水場に送る水の量をおよそ4万立方メートルに増やすため、配管の補強などを雪が降るまでに進めます。
中川市長は先月19日の記者会見で節水を解除する条件として、今回の仮設工事が終わること、そして正善寺ダムの貯水率が回復傾向にあることを示しています。
解除の見通しについて上越市ガス水道局は「仮設工事によって城山浄水場へ水の流入が安定し、より一層水の確保が進んだ。なるべく早い段階で節水要請解除と断水回避のお知らせができれば」と話しています。
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