2025年9月26日
2025年9月26日 17:54更新
上越市仲町3丁目にある築およそ150年の「鈴木旅館」が、来年1月に宿泊施設とオフィススペースを兼ね備えた複合型旅館に生まれ変わります。
上越市仲町3丁目で8年ほど前まで営業していた「鈴木旅館」です。明治時代に創業し、建物は築150年ほどです。
所有者から旅館の活用について相談を受けた上越市の大島グループが、地方創生に特化した事業を行っている東京の「イノベーションパートナーズ」と共同経営します。コンセプトは宿泊できるオフィスです。
大島グループ 大島 誠 代表
「地元の宝に気づて磨きをかける。全国の地方都市に向けて発信したい」
鈴木旅館は、特徴でもある長屋のつくりや吹き抜けなどを残してリニューアルされ、完成後は宿泊部屋が10室のほかコワーキングスペースとオフィスが設置されます。
イノベーションパートナーズ 後藤寛勝 妙高支社長
「町家なあので奥まで開けている。一番奥に奥に宿泊施設、手前がワーキングスペースとカフェ。30席ぐらいのスペースになる。入口や外で全国で手に入らない商品や企画 飲食や物販を提供」
建物は、8月上旬から骨組みなどを残して解体工事が行われていて、現在は10月下旬からの宿泊体験に向けて準備が進められています。総事業費はおよそ1億円です。
23日(火)には、「地域の人に鈴木旅館が生まれ変わる過程も見てもらおうと見学会が開かれました。
仲町3丁目町内会 石崎博己 会長
「生まれた時から70数年 住んでいる。鈴木旅館は知っている 。びっくりした。「夜の町」というのが仲町3丁目の印象。昼間がにぎわってくれる町になれば、すばらしい町になると思う」
イノベーションパートナーズ妙高支社長の後藤寛勝さんは、高田の潜在力として夜営業の飲食店が多いことやコンパクトな町並みなどをあげ、「歩ける観光地 宿泊の上越」を目指すと話していました。
鈴木旅館は来年1月にオープンする予定です。
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