2025年10月7日
2025年10月7日 17:31更新
任期満了に伴い10月26日(日)に投開票される上越市長選挙に立候補を表明している現職の中川幹太市長が、7日(火)に記者会見を開き、「地域自治」や「通年観光計画」を1期目から引き続き進めていくことなどを盛り込んだ公約を発表しました。
中川市長は、これまでと大きな方向転換はせず1期目の取り組みを継続・拡充するとし、9つの柱で公約を掲げました。一方で、1期目の公約にあった「副市長4人制」については盛り込みませんでした。
早急に取り組むこととしては、子育て世代や若者を支援する物価高騰対策を挙げました。
中川市長
「給食費の無償化、児童クラブ利用料の支援、奨学金返還支援制度の拡充などで、若い世代の支援をしていかなければいけない」
またこれまでの実績として、「ふるさと納税」が去年6億4000万円まで増えたこと、去年から始めた「奨学金返済補助」制度をこれまでに640人が利用したこと、さらには予約型コミュニティバスの導入などを挙げ、今後も拡充して市の魅力を発信していきたいと話しました。
中川市長
「(予約型コミュニティバス拡充)路線バスの本数が減っているので、できるだけ自由に動いてもらえるように。1時間前に予約すれば、現在は大人300円で利用できる。これをさらに広げていきたい。(IT事業の推進)IT企業を増やしていきたい。また、子どもたちにIT教育をして、育成した人材を市内に広げていきたい」
このほか、地域独自の予算事業などを通して地域の課題を住民がみずから解決する「地域自治」の取り組みや、季節に頼らない「通年観光計画」など、現在進めている事業の中には時間がかかるものがあるとして、続けていく必要があると訴えました。
中川市長
「市民との対話を進める必要があり時間がかかる。1期目で種をまいたので、2期目で芽を出していかなければいけない。再選してさらに力をいれていきたい。実績に基づいた次の政策を訴えられるのは私しかいない」
上越市長選挙には中川市長のほか、元市長で市議会議員の宮越馨さん、元外交官の小菅淳一さん、元市議会議員の丸山章さんと石田裕一さん、元参議院議員の風間直樹さんのあわせて6人が立候補を表明しています。上越市長選挙は10月19日(日)に告示、26日(日)の投票で即日開票されます。
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