2025年12月26日
2025年12月26日 15:00更新
スマートフォンの普及やインターネットが学校の授業で活用されていることを受けて、妙高市は「小中学生に原則携帯電話を持たせない」という提言の見直しを昨年度から進めています。25日(木)に4回目の検討会議が開かれ、小中学生がスマートフォンを使うときのルールなどをまとめた新しい提言が決まりました。

検討会議には、市内すべての小中学校10校の代表児童や生徒、PTA、教職員などあわせて51人が参加しこれまでに作成した案をまとめ、令和版の新しい提言を完成させました。

参加者
「提言はトラブルがあった場合、一人で悩まずに頼れる大人に相談して解決するが良いと思う」
新しい提言はスマートフォンを所持する場合の家庭のルールの在り方、学校への持ち込みについて、マイルールを作るなど5つの項目に分かれています。このうちスマートフォンを所持する場合の家庭のルールのあり方には、親子で目的を話し合い、家庭で時間、場所。使い方を正しく決めて使うことや、SNSの特性を理解できるまでは親子で話し合いながら使うことなどが盛り込まれました。

また学校へのスマホの持ち込みについては、基本持ち込まないとしたうえで、必要な場合は学校で手続きをすることでまとまりました。
小学5年生
「考える機会がなかったことを考えられたし、ほかの学校の生徒と話せたのも良かった」
中学3年生
「自分がルールに関わることがなかったけど、大人と子どもが納得するルールにすることで守れるルールになる」
妙高市こども教育課 渡邉洋臣 副参事
「今回の提言は子供たちだけではなくPTAや職員なども集まって作ったので思いがたくさんある。大事に使っていってほしい」
各学校では来年1月下旬ごろから、新しい提言を児童や生徒に発信していくことにしていく予定です。
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