2026年4月9日
2026年4月9日 13:48更新
上越市鍋ケ浦のコメ農家古岩樹さんが、農業の課題解決や最新の取り組みを競う全国規模のコンクールで最優秀賞に輝きました。 古岩さんは、これを機に仲間を増やしたいと意気込んでいます。

古岩樹さん27歳。千葉市出身で5年前に農業を志して上越市桑取地区に移住しました。
自身も所属する全国規模の若手農業者団体が主催するコンクールに出場し、上越での取り組みを発表。県大会、北陸大会を勝ち抜き、3月開かれた全国大会で見事最優秀賞を獲得しました。

古岩さんが発表したのは、田植え機でなくドローンで直接種もみを蒔いてコメを栽培する内容です。中山間地農業で深刻化している後継者不足や担い手不足を解消する取り組みです。

古岩さんが耕作する田んぼは8ヘクタールほどありますが、80か所に分散していて移動だけでもたいへんな手間がかかります。
そこでドローンで直接種もみを蒔く「散播」と呼ばれる手法を取り入れました。田植え機を使うよりも収穫量は減りますが、時間、労力、コストを大幅に削減でき、トータルでは収入が上がるそうです。

コンクールではこのほかにも、田畑を荒らすイノシシを捕獲するわなに動物がかかると、スマートフォンに自動で通知が届くシステムの導入なども発表しました。
審査員からは「いずれの事例も地域の中で課題を見つけ、解決に結びつけた」と高く評価されました。

受賞後は、早くも地元の農家から「ドローンを使って種もみを蒔く栽培を試してみたい」と声がかかったそうです。古岩さんは、こうした技術を広めることで中山間地農業を支えていきたいと考えています。

古岩樹さん
「耕作放棄地が出てしまうが、省力化の技術で手放されていく農地を有効活用して引き継いでいきたい。ここは棚田がきれいな地域。棚田を守る仲間が増えるとうれしい」
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