2025年7月23日
2025年7月23日 9:26更新
上越市と妙高市にある3つの蔵元が互いに原料を持ち寄って醸造した日本酒「Baton」の第2弾が先週発売されました。どんな味わいに仕上がったのでしょうか?
3つの蔵元が共同で醸造した日本酒「Baton 2024BY」です。ブドウのような香りに濃厚な味わいで、ほどよい酸味や苦みを伴ったキレがあります。日本酒に親しみがない人でも飲みやすい味わいをめざしたということです。
頚城酒造 吉崎司 杜氏
「スッと なくなるよりも、口の中でいろいろな味が楽しめる。香りは華やか。おいしくできて ほっとした」
写真提供:頚城酒造
醸造したのは、上越市の頚城酒造、竹田酒造店、妙高市の千代の光酒造の3つの蔵元で作るユニット「kurap3」です。互いに原料を持ち寄った共同の酒造りは去年の冬から始まり第2弾は、今年2月から1か月ほどかけて仕込みが行われました。頚城酒造が地元で栽培した酒米「山田錦」、竹田酒造店の米麹、千代の光酒造で使っている雪解け水で仕込み、3つの蔵の良さが表現されたということです。
竹田酒造店 竹田春毅 十代目蔵元
「クリアさ、味の膨らみが今回は強い印象。うま味、コクは、うちの麹の由来なのかな」
千代の光酒造 池田剣一郎 八代目蔵元
「(前回)よい酒だったが、比べると玄人好みよりだった。今回は日本酒を初めて飲む人でも、おいしいと思ってもらえるのでは」
Batonは、1800ミリリットルが税込み3465円。720ミリリットルは税込み2475円です。このほか、180本限定で香りや旨味を凝縮した「Baton Gold」720ミリリットルが税込み3960円です。上越妙高地域を中心とした 酒販店で販売されています。
頚城酒造 吉崎司 杜氏
「刺身や淡泊なものではなくても、生姜焼きや親子丼など肉料理にも合う。白ワインよりも赤ワインのイメージで選ぶと料理と合う。頚城酒造単体ではなく、3社のいろいろなものが酒に表れる。そういう酒の作り方もあると、知らない人にも伝われば」
「Baton 2024BY」の発売にあわせて今月26日(土)に上越市本町2丁目の写真館「長閑写真室」でイベント「Baton Cafe」が開かれます。日本酒の仕込み水を使ったコーヒーやBatonを使ったカクテルなどが楽しめるイベントだということです。
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