2025年05月04日 06:00更新
上越市で活躍した洋画家、村山陽さんの「水のある風景」をテーマにした作品展が上越市平成町のギャラリー陽で開かれています。
村山陽さんは1931年の旧巻町生まれです。新潟大学教育学部高田分校芸能学科で絵画を学び、その後、高田高校や旧高田工業高校の美術教諭を務めました。一方で、洋画家としても精力的に創作に打ちこみ、4年前に亡くなるまで1000点を超える作品を残しました。
作品展のテーマは「水のある風景」です。水が張られ田植えを待つ山あいの水田、新緑を水面に映す高田城址公園、そして高田の市街地を流れる四季折々の青田川のほとりなど、村山さんが好んだという水辺を描いたパステル画や水彩画など22点が展示されています。
作品の中には、歴史的建造物として愛知県の博物館明治村に移築された小熊写真館や犀潟の人工島といった今では見られなくなったモチーフもあります。
ギャラリー陽では「初夏の季節にふさわしい水辺の風景を楽しんでほしい」と話しています。
村山陽「水のある風景」展は、6月30日までの金曜日から月曜日に上越市平成町のギャラリー陽で開かれています。
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