2025年7月4日
2025年6月30日 12:00更新
地球温暖化や海洋プラスチック問題について、楽しみながら学ぶことができる環境フェアが29日(日)に上越市下門前の上越科学館で開かれました。
環境フェアは、地球温暖化や海洋ごみ、未来のエネルギーなど、環境問題についてクイズやワークショップを通じて市民に学んでもらうイベントです。会場には、市内で水生生物の調査などを行っている市民団体や海岸清掃の活動をしている事業者をはじめ、NPO、行政など15以上のブースが出展し、家族連れなど1000人ほどが訪れました。
このうち上越教育大学は「海洋プラスチック問題」について紹介しました。
日本が出すプラスチックごみは、年間429万トンにのぼり、このうち8割が容器包装です。また日本は世界で2番目に容器プラスチックごみを多く排出しているということです。
この問題について興味を持ってもらおうと、会場では海洋プラスチックを材料にキーホルダーを作るワークショップも行われました。
これは柿崎海岸で採集された海洋プラスチックです。これを細かく砕いたものや貝殻を材料にして、キーホルダーを作ります。
上越市 中学1年生
「いろいろなブースがあり、楽しく環境について詳しく学ぶことができ良いイベント。海洋プラスチックがあることについて知れたと思う。(プラスチックを)再利用することやマイボトルを持ち歩くとかできることから始めたいと思った」
上越教育大学の山縣耕太郎教授は「柿崎海岸にも驚くほど多くのプラスチックごみが流れ着いています。プラスチックの使用量を減らすことの重要性に気付いて欲しい」と話していました。
上越教育大学 山縣耕太郎教授
「(海洋プラスチックごみの)大部分は日本の内陸の川から出てきている。われわれ自身が海洋プラスチックのもとを減らしていくということをしなければこの問題は解決しない。そういう意識をまず持つことが重要」
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