2025年8月31日
2025年7月26日 4:00更新
上越市ではまとまった雨が6月下旬から1か月間ほど降っていません。この影響で、雨に頼る牧区の天水田では水不足の影響で田んぼにひびが入り、コメの品質低下や収穫量が減るおそれが出ています。
上越市牧区坪山の天水田です。地元の農家、中川卓夫さんがわせのこがねもちやコシヒカリなど、5種類を育てています。
中川卓夫さん
「今はまだ土が柔らかい。土が白くなってくるとイネが枯れてくる」
例年、この時期は稲を成長させるため田んぼに水をはっています。しかし今年は6月下旬からまとまった雨が降っていないため、田んぼのいたるところにひびが入っています。
中川さんは、今年16ヘクタールで作付けをする予定でしたが、水不足の影響で1割ほどを諦めました。
さらに今年は追い打ちをかけるような出来事もありました。雨が降らないときに頼る集落のため池で水漏れが発覚しました。ため池の内側には水を蓄えるためシートが張られています。
しかしこの春、シートが破れているのが見つかり、溜まった水は例年の5分の1ほどでした。このため中川さんは春からポンプ11台を使い、沢の水を集めて田んぼに送るなど、できるだけの対応をしてきました。
中川卓夫さん
「無い水をどうにかここまで維持したが、これで水がなくなってしまった。もう限界」
また、坪山の天水田は、おととし干ばつにより田んぼにひびが入って畦が崩れました。また去年1月、能登半島地震の影響で田んぼの法面が崩れ、被害を受けるたびに修復してきました。
ポンプを動かす燃料代や田んぼなどの修復費用は500万円以上かかりました。中川さんは個人のため池を持っていますが、あと1~2回、ポンプでくみ上げたら水は無くなるということです。このためコメの品質低下や収穫量が減ることを心配しています。
中川卓夫さん
「この辺のコメは味がいいので評判がいい。いくら味がよくても水がないんじゃ、どうしようもない」
上越市では、水不足や高温による農作物などへの被害を減らすため、25日(金)から消雪用井戸の水を利用できるようにします。場所は頸城区花ケ崎地内と、清里区菅原地内で、タンクや車は自分で用意します。利用は無料で予約が必要です。このほか緊急支援として機械の借り上げや購入費用の補助などがあります。詳しくは市の農政課や各総合事務所にお問い合わせください。
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