2025年8月21日
2025年8月21日 10:02更新
上越市を拠点に活動する社会人の殺陣チーム「越後軒猿衆」が、今月23日に開催される「第100回謙信公祭」のステージイベントでパフォーマンスを披露します。本番に向け稽古が熱を帯びています。
越後軒猿衆は、小説などで上杉謙信の「忍び」として登場する集団、「軒猿」から名づけられた殺陣チームです。毎年、謙信公祭で殺陣のパフォーマンスを披露しています。
今年の演目は、「潜狐枝鳥」。上杉謙信と織田信長の軍による「手取川の戦い」を前に、両軍の忍びによる、諜報活動の戦いを描いたオリジナルストーリーです。
殺陣では、去年と同じように刀や鎖鎌を使っているほか、今年は武器に槍が加わり、戦いの迫力が増しました。この演目では何事にも命がけで挑む大切さを「一歩踏み込む勇気」で表現します。
「謙信公の教えを思い出せ。死なんと戦えば生き、生きんと戦えば必ず死するなり」
「死を恐れずに戦えば生き残り、生き残ろうと戦えば逆に命を失う」
「恐れるな。さらに一歩前へ」
謙信公祭に向けての稽古は今年4月から本格的に始まり、週に3回、毎回2時間行なってきました。この日はメンバー7人が汗を流しました。
越後軒猿衆副代表 鞠さん
「この武器を振り回している。危ないことをやっているので仲間とコミュニケーションがとれていないと危険。相手との呼吸が合わないとケガにつながる。リアリティも出せない。呼吸を合わせる稽古が殺陣の楽しみ」
越後軒猿衆代表 清十郎さん
「市内県外の人にパフォーマンスを通して謙信公と上越市のすばらしさが伝われば。頑張っているので、ぜひ見に来ていただければ」
越後軒猿衆のパフォーマンスは23日(土)、上越文化会館で開かれる第100回謙信公祭「集え!食せ!遊べ!春日山縁天下ステージイベント」で披露されます。時間は午前9時35分からおよそ20分間です。観覧は無料です。
© Copyright (C) 2025 上越妙高タウン情報 All rights reserved.