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クリスマスに向けて少しずつ食べたい!ドイツ定番の菓子「シュトレン」

クリスマスに向けて少しずつ食べたい!ドイツ定番の菓子「シュトレン」

毎日少しずつ食べてクリスマスを楽しみに待つ、真っ白な見た目が特徴のドイツで定番のお菓子「シュトレン」。ケーキ店などで作られていて、上越妙高地域でもこの時期店頭に並んでいます。そんなシュトレンを作る店の1つが、上越市の「おいしいパンの店ソフィー」です。今年6月に30年以上続けた店を閉めましたが、看板商品のシュトレンは残したいと、10月から新しい工房で製造を再開しました。

取材に伺ったのは、午前9時。厨房では、店主の山﨑秋男さん(77)と妻の美矢子さん(77)が準備をしていました。

秋男さん
「店をしていた時はもう開店していた時間。ずいぶん楽になった。前はちゅう房がもっと広くて、作る種類も多かった」

作っているのは、ナッツやレーズンがたっぷり入ったクリスマス定番の菓子「シュトレン」です。

焼き上がり冷ましたあと、バターとグラニュー糖で丁寧にコーティングするのが長期保存の秘訣です。

ソフィーのシュトレンは「上越の四季」をテーマに作られていて、メイド・イン上越にも認証されています。

「冬」の「あわゆきシュトレン」は、日本有数の豪雪地帯 雪国・上越をイメージ。あんこを使用した和風テイストで、隠し味には醤油を入れていて香りが良くなるそうです。

ソフィーは今年6月、2人の体力の低下を理由に1993年から32年続いた店を閉めました。店頭やSNSで閉店を告知すると、別れを惜しむ客で店は連日混雑しました。

秋男さん
「何年も前から年齢的にもそろそろ限界だと思っていた。閉店が残念だとたくさんの声をいただいたが、それでも仕方ないと。ただ『シュトレンは作ってほしい』と置いている店などから声があり、何らかの形で続けなくてはいけないと思っていた」

閉店から3か月。秋男さんは、看板商品のシュトレンを中心に店で人気だったクッキーやパンをつくる新しい工房を、上越妙高駅西口にある土産店などが入る建物の一角に構えました。

秋男さん
「元々はパン店が入っていた場所で、設備が整っていて改造費用がかからずちょうどよかった。機材は店から持ってきた」

美矢子さん
「数か月暇にしていたら、主人から急にここでやると聞いてびっくり。やっぱり何もせずにはいられないみたい」

秋男さん
「最初はゆっくり本でも…と思っていたが、すぐに飽きてしまって。やっぱり働いているのがいい。私たちは体の続く限りはやるが、ゆくゆくは誰かにシュトレンを引き継いでほしい。慣れ親しんだ味、地域の名物の1つになればうれしい」

山﨑さん夫婦は、地域への想いをシュトレン1つ1つに込めて焼き上げます。

ソフィーのシュトレンは、上越妙高駅西口の土産店「寄ってかんかね」や、駅構内の「さくら百嘉店」、エルマール1階のメイド・イン上越認証品コーナーなどで買うことができます。1個 1700円(税込)です。

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