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「もしも」に備える 上越市内の小学3年生に防災メモ贈呈

防災の意識を高めてもらおうと、地震や火災などの災害が起きた場合、避難や注意すべきことをまとめたメモ帳が、上越市内の小学校16校に配られることになりました。

防災メモ（A5  32ページ）

 これが「防災メモ」です。天ぷらなどの揚げ物を調理しているときや、灯油の給油中は目を離さないなど、火災を防ぐためにふだんの生活で気をつけること。

火災や地震といった災害が起きたときどう避難するかなど、とるべき行動や注意点が８つの項目ごとに紹介されています。

作ったのは、ガソリンスタンドや工場などが加盟する危険物安全協会上越北支部と上越消防署です。今月8日（日）から始まる「危険物安全週間」にあわせ、上越消防署管内にある小学校16校の3年生およそ580人に配ります。児童は社会科の授業で消防署を見学するなど防災について学ぶことになっています。

4日（水）は、上越市立高志小学校に協会と消防の関係者が訪れ、3年生66人にメモ帳を手渡しました。この日は贈呈に先立ち火災を想定した避難訓練も行われました。

児童は、煙が充満した部屋の中を煙を吸わないよう姿勢を低くして避難しました。

また服に火が付いた時はその場で転がって火を消す方法も学びました。

児童
「教えてもらったことを、火災が起きた時にやりたい」

危険物安全協会上越北支部  前田健太郎支部長
「家に持ち帰って親と一緒に見てもらい、お互い注意し、防災に役立ててほしい」

防災メモは今月中に対象のすべての小学校にも配られる予定です。上越消防署では、危険物安全週間にあわせてガソリンスタンドの立ち入り検査も行うことにしています。