2025年8月28日
2025年8月28日 16:57更新
妙高市はこの夏、高温と水不足でひび割れするなどの被害を受けた田んぼの復旧を支援するため、およそ1000万円を補正予算案に盛り込みました。
これは、28日(木)開かれた妙高市の定例記者会見で明らかになりました。
妙高市では、夏の高温と水不足の影響で、田んぼに深い亀裂が入り、水がたまらないなどの被害が新井南部地域を中心に確認されています。こうした状況を受け市では被害を受けた農地の復旧を支援します。対象は亀裂の深さが20センチ以上で、補助率は85パーセントです。
相談は9月下旬ごろから受け付けます。この事業費として、およそ1000万円を補正予算案に盛り込みました。
城戸市長
「営農している皆さんが安心して続けられるように対応したい。対処療法的な対応をしてきたが、抜本的な対策をしていかなければ。庁内で新たな体制を整備して、恒常的な高温や渇水への対応策を検討したい」
また、市では土地の開発を規制するための条例案の制定を目指します。妙高高原で大規模なリゾート開発の計画が進むなか、小規模な開発が今後、増えることが見込まれることから、手続きを整理、義務化するなどして乱開発を防ぐ狙いがあります。
城戸市長
「北海道の倶知安(くっちゃん)、ニセコに視察して現状を確認。開発に対して住民の声が届くような取り組みを入れてほしい。開発行為などの手続きに関する条例に組み入れるように指示」
農地の災害復旧支援を含む一般会計補正予算案およそ2700万円と、土地の開発を規制する条例案は9月2日(火)から始まる市議会で審議されます。
また、28日(木)の会見では、新しい図書館などが入った複合施設「まちなか+」が10月4日(土)オープンするのに合わせ、竣工式とオープニングイベントの内容について説明がありました。日中は園児や高校生などの演奏をはじめ、夜はドローン300機を使ったイルミネーションなどが行なわれます。この日は深夜0時まで開館しているということです。JCVでは、当日の様子を生中継します。
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