2025年9月13日
2025年9月14日 4:00更新
全国の郵便局がカタログやWEBで販売している来年用の年賀はがきのデザインに、上越市の障がい者就労支援施設「土の香工房」で働く利用者が描いた作品が採用されました。「土の香工房」の利用者が描いた作品が選ばれるのは去年に続き2回目です。
全国の郵便局がカタログやWEBで販売している来年用の年賀はがきのデザインに選ばれたのは、上越市の障がい者就労支援施設「土の香工房」で野菜の加工や袋詰めなどの仕事をしている50代の女性の作品です。
女性は以前、妙高市のスゲ細工の工房で働いていた経験があり、伝統工芸「スゲ細工」で作った春駒をモチーフに描きました。
50代女性
「選ばれるとは思っていなかったのでびっくりが大きい。スゲ細工は手間はかかるがその分、心が込められる。最初は一部しか作れなかったけど練習していくうちにまるごと作れるようになった。自信につながった思い出の品。そのことを思い出してモチーフにしてみようと思った」
作品には妙高市の花「シラネアオイ」も描かれていて筆ペンと色鉛筆を使って5時間ほどで描き上げたということです。
50代女性
「親子の馬が向き合っているシチュエーションにした。ほのぼのとした感じが伝わればと思う」
土の香工房 生活支援員 近藤奈穂美さん
「皆さんに素敵な絵を見てもらえる機会ができてうれしい。利用者が得意としていること、頑張りたい事にチャンスがあればチャレンジしてほしい。職員としては機会を見つけてこれからも提案をしてみたい」
女性は趣味で絵を描いて、土の香工房で販売されている商品パッケージのイラストも手掛けています。
また、9月6日に開かれた「新潟県障害者技能競技大会」の絵画部門にも出品し、金賞を受賞しています。
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