2025年04月19日
2022年11月15日 10:27更新
牧草が育たなくなる冬を前に、放牧場から牛を牛舎に戻す下牧が佐渡市平清水にある堂林放牧場で11日(金)から始まりました。
初日は1才から13才までの牛33頭が、牧場の管理人らによってダニの駆除剤を塗布され、妊娠検査などを受けました。
今年は防除が難しい雑草の除去に注力したほか、天候にも恵まれ、牧草の育ちは良かったということです。
広々とした牧場が名残惜しいのか、なかなかトラックに乗ろうとしない牛も。市の職員などが懸命に押し続ける場面もみられました。
下牧した牛たちはそれぞれの畜産農家の元へ返され、牛舎で冬を過ごし、来年の春に再び放牧されるということです。
佐渡市農業政策課の丹穂亮太さんは「1年間何事もなく下牧の日を迎えられてほっとしている。ほとんどの牛が妊娠しているので、牛舎での健やかな分娩を祈っている」と話していました。
今年は8割以上の牛に妊娠が確認されていて、目標とする受胎率を達成したということです。
堂林放牧場では16日まで下牧が行われ、シーズンの閉牧を迎えます。なお、島内では堂林放牧場のほか、あわせて5つの市営放牧場で来週17日まで下牧が行われるということです。
佐渡テレビジョン
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