2025年8月28日
2025年8月28日 16:57更新
今年収穫されたコメの初検査が、上越市でも始まりました。JAえちご上越長面検査場所では28日(木)、早生品種「つきあかり」の検査が行われ、結果は1等米の比率が平年並みの50%でした。
検査が行われたのは、上越市内で今月22日(金)から24日(日)に収穫された早生品種の「つきあかり」およそ20.4トンです。
県農産物検査協会の検査員3人がピンセットを手に、米粒の厚さや色などを調べました。
結果は半分の10.2トンが1等米、もう半分は2等米でした。今年は平年並みに粒に張りや厚みがあったものの、2等米のなかには白く濁ったコメも見られました。
JAえちご上越 経営管理委員会 羽深真一会長
「 平年50~60%が1等米。そういった意味で平年並み。(収量は)若干少ないという話を聞いている。今年も非常に厳しい気象状況だったが、(生産者に)頑張っていただいた結果。感謝している」
検査を終えたコメは、さっそくトラックに積まれ、関東に向けて出荷されました。来月1日から群馬や埼玉など、首都圏のスーパーの店頭に並ぶ見込みです。
JAえちご上越管内の今年度の作付面積は、うるち米、酒米、もち米を合わせて1万1687ヘクタールです。生産者が減っている影響などで去年よりおよそ400ヘクタール減りました。
今後は、11月にかけて市内27か所の検査場でおよそ69万俵が検査される予定です。主力品種のコシヒカリの検査は、来月10日頃から始まる見込みです。
JAえちご上越 経営管理委員会 羽深真一会長
「これからコシイブキやコシヒカリの検査が始まるが、出穂期が少しずれた。結果はもう少し期待できると思っている。収量は丈も短めだったので影響があり、懸念が少しある。品質は大丈夫ではないかと期待しているところ」
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