2026年9月11日
2026年9月13日 10:00更新
妙高市赤倉で窯を構えて21年になる陶芸家の栗山像心さん。創作意欲の源は、子どものころから親しんできた身近な自然です。地元の土にこだわり、独自の「越後焼」を追求する 栗山さんの創作に迫ります。
一点を見つめる鋭いまなざし、そして指先から生み出される器。
制作しているのは妙高市赤倉で窯を構えて21年になる陶芸家、栗山像心さん44歳です。新潟市生まれの栗山さんは、小学3年生の時に自然豊かな赤倉に移り住みました。
大学で陶芸を学び、在学中から地元の陶芸展で最高賞を受賞するなど才能を発揮。卒業と同時に自宅で窯を開き、現在は全国の百貨店で個展を開くなど若手陶芸家として活躍しています。
そんな栗山さんの創作の原点は子どものころから親しんできたふるさの自然です。
栗山像心さん
「赤倉で過ごしているからこそ感じる自然の美しさに触れて作品に表現できることはありがたい環境だ」
栗山さんの作品「越後氷青」です。
「白銀と呼ばれる美しさ。凍り付いた時の青白い表情。雪にはいろいろな表情がある。そこを器に表現しました」
一方、 こちらは「越後万緑」です。
「全国各地の個展から帰ってきて高速道路から見る山の緑の深さに心惹かれる。針葉樹の深い森を表現した作品です」
栗山さんの作品は、恩師から「越後焼」と名付けられました。その名の通り越後の土を使い越後の窯で焼き上げます。
地元の素材にこだわるのは、「本物の焼き物」を追及したいという思いからです。
栗山像心さん
「妙高市内の粘土、釉薬で制作している。自分で採取して薪の力で焼くからこそ。それが本物の焼き物の本質だと思う」
焼き物の世界は奥が深く、60代でも新人と呼ばれるほどです。栗山さんはさらに理想の表現を追い求めています。
「誰が見ても『新潟の焼き物』と感じてもらえるものを試行錯誤している。50歳、60歳となったときに栗山像心『越後焼』を構築していきたい」
身近な自然を地元の土で表現する。栗山さんの挑戦はこれからも続きます。
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