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坂本弁護士一家追悼式 慰霊碑の維持管理は日弁連が実施で合意

坂本弁護士一家追悼式  慰霊碑の維持管理は日弁連が実施で合意

オウム真理教の幹部によって殺害された坂本堤弁護士が、名立区の山中で発見されてから6日(土)で30年が経ちました。坂本弁護士の慰霊碑がある、名立区瀬戸では6日に追悼式が営まれたほか、慰霊碑の維持管理について、今後は日本弁護士連合会が行うことになり、関係者が合意書に調印しました。

追悼式に出席したのは、名立区の不動生産森林組合の草間敏郎組合長をはじめ、上越市の中川市長、日本弁護士連合会の渕上玲子会長、そして「坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会」の影山秀人事務局長など、合わせておよそ60人です。

オウム真理教被害者の救済を目指していた坂本弁護士は、教団幹部などに家族と共に殺害され、30年前の1995年9月に名立区の大毛無山で発見されました。追悼式では坂本弁護士の元同僚、小島周一弁護士が、遺体が発見された際、現場に居合わせたときの様子を報告しました。

坂本弁護士 元同僚 小島周一弁護士
「最初に思ったのは、坂本は人が好きでみんなで集まることが好き。家族が大好きな男だったが、『こんなに淋しいところに6年近くも、たった1人で俺らを待っていたのか』と。彼と一緒にやったことや飲んだこと、話したこと。意外と薄まらない。坂本事件などを契機に業務妨害の対策委員会ができた。正当な業務は市民の権利にもつながるもの。守らなければいけない。それが根付いてきた」

遺体の発見から2年後、発見現場の近くに慰霊碑が建てられました。これまで地元の自治体や生産森林組合が、周辺の清掃や草刈りなど、維持管理を行ってきましたが、事件の風化を防ぎ、後世に語り継いでいくため、今年から日本弁護士連合会が維持管理を引き継ぐことになりました。

追悼式の後には、上越市と土地を所有する不動生産森林組合、日本弁護士連合会、坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会の4者が合意書に署名しました。

日本弁護士連合会 渕上玲子 会長
「坂本堤さん、都子さん、龍彦さんの冥福を心から祈る。オウム真理教は弁護士だけでなく、家族もろとも命を奪う暴挙に出た。弁護士業務妨害対策の象徴として後世に語り継いでいくため、今後主体的に、このメモリアルを維持管理していくことを決めた。違法行為を繰り返す宗教は、信者から抜けたい人をサポートするのが大事。若い力を今後も結集しながら語り継ぐ必要がある。

 

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