2025年9月10日
2025年9月11日 16:38更新
■百日咳
全国的に百日咳の感染者が増えています。特に10代前半の患者報告数が増えています。今回県内で報告されたのは65件(前の週69件)でした。百日咳は百日咳菌という病原菌によって起こされる感染症です。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原菌によって感染します。7日から10日程度の潜伏期間を経て風邪の症状がみられ、徐々に咳が強くなっていきます。その後、短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、痰を出しておさまるという症状を繰り返します。激しい咳は徐々におさまりますが、時折、発作性の咳がみられるということです。感染予防のため、手洗い、うがい、咳エチケットを心がけましょう。
■インフルエンザ
上越保健所管内の報告数は定点医療機関あたり0.25人(前の週0.00人)、実数は1人(前の週0人)でした。県全体の平均は定点医療機関あたり0.27人、実数は15人でした。
■新型コロナウイルス感染症
上越保健所管内の報告数は定点医療機関あたり10.00人(前の週 11.75人)、実数は40人(前の週 47人)でした。また、管内の児童福祉施設で2件の集団発生が確認されています。県全体の平均は定点医療機関あたり11.58人(前の週 11.69人)、実数は637人(前の週631人)でした。季節性のインフルエンザであれば注意報に相当する定点当たり10人を超えています。
■RSウイルス感染症
上越保健所管内の報告数は定点医療機関あたり3.50人(前の週 1.00人)、実数は7人(前の週2人)でした。県全体の平均は定点医療機関あたり1.27人(前の週0.77)、実数は38人(前の週23人)でした。
■咽頭結膜熱
上越保健所管内の報告数は定点医療機関あたり0.00人(前の週2.50人)、実数は0人(前の週5人)でした。県全体の平均は定点医療機関当たり0.27人(前の週0.23人)、実数は8人(前の週7人)でした。
■感染性胃腸炎(警報基準20)
上越保健所管内の報告数は定点医療機関あたり1.00人(前の週2.00人)、実数は2人(前の週4人)でした。県全体の平均は定点医療機関あたり5.67人(前の週3.63人)、実数は170人(前の週109人)でした。
■水痘
上越保健所管内の報告数は定点医療機関あたり0.50人(前の週0.50人)、実数は1人(前の週1に人)でした。県全体の平均は定点医療機関あたり0.27人(前の週0.27)、実数は8人(前の週8人)でした。
警報
■伝染性紅斑(警報基準2)
上越保健所管内の報告数は定点医療機関あたり1.50人(前の週1.00人)、実数は3人(前の週2人)でした。県全体の平均は定点医療機関あたり2.27人(前の週2.53人)、実数は68人(前の週76人)でした。国の警報終息基準(定点当たり1)を下回るまで警報継続です。
伝染性紅斑は頬に出現する紅斑を特徴とする、主に幼児や学童を中心に流行する感染症です。両頬がりんごのように赤くなることから「りんご病」と呼ばれることもあります。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染します。 基本的な感染対策(手洗い、咳エチケット等)を心がけましょう。アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。
■ヘルパンギーナ
上越保健所管内の報告数は定点医療機関あたり7.00人(前の週4.50人)、実数は14人(前の週9人)でした。県全体の平均は定点医療機関あたり2.50人(前の週2.28人)、実数は75人(前の週68人)でした。
■マイコプラズマ肺炎
上越保健所管内の報告数は定点医療機関あたり1.00人(前の週0人)、実数は1人(前の週0人)でした。県全体の平均は定点医療機関あたり0.77人(前の週1.15人)、実数は10人(前の週15人)でした。
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