2025年10月2日
2025年10月2日 19:02更新
上越市の節水の呼びかけが解除されてからおよそ1か月。今年の夏、水不足になった上越市の水道水を確保するため、昼夜を問わず配管工事をした上越市管工事業協同組合に中川市長から1日(水)に感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、上越市内の建設会社などで作る管工事業協同組合です。
中川市長
「断水という最悪の事態を避けることができた。皆さんの努力のおかげ。本当にありがとうございました」
上越市管工事業協同組合 山岸匡之 副理事長
「1つ目の井戸からの水が通ったときは何だが出るほど感動した。熱中症の心配もあったり、昼夜を徹する作業だったが、熱中症の対策を取った中で、無事に工事が完了した。断水回避ができたこと、うれしく思っている」
組合では上越妙高駅の近くや上越教育大学の敷地などにある消雪用井戸、6か所から城山浄水場や正善寺浄水場に水を送るため、配水管を合わせて12キロにわたってつなぎました。
現場の工事は7月28日から8月8日までの12日間行われ、およそ140人が24時間態勢で作業にあたりました。
上越市管工事業協同組合 山岸匡之 副理事長
「今回のような大きな仮設を施す工事は組合として初めての経験。施工にあたっての資材の確保がいちばん腐心した」
その結果、供給された水道水が増えたほか、その後は雨にも恵まれ、節水の呼びかけは先月4日に解除され、断水を回避しました。
上越市管工事業協同組合 山岸匡之 副理事長
「断水を回避できたことに対して感謝状をもらったことは組合としても栄誉。今後の仕事の糧になる。何よりも一番大変だったのは、現場で汗をかいてくれた技術の皆さんなのでそこにも本日、栄誉を受け取ったことを伝えさせてもらいたい」
配水管の撤去作業は来月から行われる予定です。
正善寺ダムの貯水率は8月6日に10%を切りましたが、2日(木)午前10時30分の時点で67.9%まで回復しています。
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