2026年5月22日
2026年5月22日 14:27更新
国の特別天然記念物コウノトリが今年、上越市内の3か所で繁殖しヒナが誕生しています。このうち吉川区では21日(木)、ヒナの個体を識別するための足環が5羽に取り付けられました。ヒナは順調に育っていて、早ければ今後3週間ほどで巣立つとみられています。
写真提供:上越市教育委員会
吉川区でふ化したコウノトリです。おととし、県内で初めて上越市吉川区で繁殖したつがいが、3年連続でことしも同じ場所で産卵し、4月6日にふ化しました。
ヒナの数は3回の繁殖のなかで一番多い5羽です。きのうは高所作業車で巣がある高さ12メートルの電柱の上に上がり、兵庫県立コウノトリの郷公園と富山市ファミリーパークの獣医がヒナを地上に降ろしました。続いて、個体を識別するためのアルミ合金製の足環を両足に取り付けました。
このあと、成長を記録するため体重や体長を計測し、羽毛の採取、血液検査をしてヒナは1時間半ほどで巣へ戻されました。
兵庫県立コウノトリの郷公園 松本令以 主任研究員
「通常は3個から6個くらい卵を産む。多くて5羽がふ化。5羽ふ化しても全部が育ったことは全国で今まで一度もない、日本では初めてのこと。このまま5羽とも元気に育って、無事に巣立ってもらえれば」
コウノトリの郷公園の職員によりますと、ヒナは今後3週間から1か月半ほどで巣立つということです。上越市内では、おととし繁殖が確認されて以来、これまでに8羽が巣立っています。
上越市教育委員会ではコウノトリの観察や撮影をするときは、驚かせないよう巣から150メートル以上離れるなど注意するよう呼びかけています。
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