2026年9月14日 12:27更新
上越市内の介護施設などで働く外国人介護士が、日ごろ感じていることや将来の夢を語るスピーチフェスティバルが、10日(木)に開かれました。
「日本に来て、すべてが新しい生活だった。言葉も文化も、仕事のやり方も違う」
「第2回外国人介護士スピーチフェスティバル」は、外国人介護士に日本語学習の成果や介護現場で感じたことなどを発表してもらおうと、上越市や糸魚川市で福祉施設などを運営する「リボーン」が去年から開いています。
2回目の今年は、上越市内10の事業所で働く外国人介護士11人が参加しました。テーマは、「介護士として働いて感じたこと」です。
このうちバングラデシュ出身のパルべス・エムディ・マシュドさんは、利用者との関わりを通じて「介護は言葉の壁を越えて心と心でつなぐ仕事だ」と感じたことを発表しました。
パルべス・エムディ・マシュドさん
「そのおばあちゃんは少し寒そうに、こぶしを握っていた。私はすぐにひざ掛けを持って来て優しく掛けてあげた。すると、そのおばあちゃんはびっくりしたあとに、温かい笑顔で『ありがとう』と言ってくれた」
パルベスさんは、今後の目標について「日本の介護のすばらしい技術を身につけて、バングラデシュと日本を『やさしさの架け橋』としてつなぐ存在になりたい」と語りました。
最優秀賞に選ばれたのは、ネパール出身のギシング・サルミラさんです。サルミラさんは、職員や利用者との関わりの中で気づいた日本人の優しさについて発表しました。
ギシング・サルミラさん
「日本人の優しさとは『自分が大変なときでも、ほかの人のことを考えて行動すること』だとわかった。私はとてもうれしくて、涙が出た」
サルミラさんは、生活のために始めた介護の仕事が今では大きな喜びになっていると話し、次のように締めくくりました。
ギシング・サルミラさん
「『日本の家族』から学んだ介護技術、優しさ、チームについて、私の家族に話したい。日本とネパールの高齢者や家族を大切にする文化はとても似ているので、ネパールに帰った時に役に立つと思う」
「職員や社長など、みんなが『あなたはできる』と言ってくれた。できないと思ったができたので、本当にうれしい」
リボーン 経営企画部 江口義幸 取締役
「参加してくれる法人や発表してくれる人がたくさん増えて、とてもよかった。今回のスピーチフェスティバルなどを通して、こんなにも頑張っている外国のスタッフが介護の現場にたくさんいることをぜひ知ってほしい」
© Copyright (C) 2026 上越妙高タウン情報 All rights reserved.