2026年10月9日
2026年10月9日 9:20更新
威圧的な態度や言動で融資を迫る客への対応を想定した「カスタマーハラスメント対応訓練」が7日(水)に上越市の金融機関で行われ、従業員が対応手順を確認しました。
訓練は、今月1日(木)から法改正により事業主によるカスタマーハラスメント対策が義務化されたことを受けて、本町5丁目の日本政策金融公庫 高田支店で行われました。
「カスタマーハラスメント」は、顧客などが従業員に対して暴言を吐いたり、威圧的な言動や不当な要求をしたりする迷惑行為です。
訓練では男性客が従業員に融資を強要する想定で、従業員7人や上越警察署などが参加しました。
男性は従業員に対して、あすまでに500万円の融資をするよう要求します。対応した従業員は1人では対応が困難と判断し、およそ2分で課長に対応を引き継ぎました。
その後男性が大声や机を叩くなどして威圧し始めたため、支店長が備え付けの非常ボタンを押して警察に通報しました。
日本政策金融公庫では、対策の義務化を受けて店内に啓発ポスターを設置したほか、定期的に支店ごとに対応研修を行う予定です。
日本政策金融公庫 高田支店 小林正良 支店長
「訓練といえど緊迫した感じがあった。この訓練ではお客さまがいなかったが、実際には他のお客さまを巻き込んだ事案に発展する可能性もある。今回の訓練を検証しなおして、自分たちのものにしたい」
上越警察署 生活安全課 竹内浩司課長
「男性が興奮状態に入ってから速やかに非常ボタンを押していたので、連絡体制やボタンを押す体制がしっかりとれていた。『カスハラ』により、物が壊されたりけがをする可能性がある。そうなる前に予防する意味で、速やかに非常ボタンや110番通報をしてほしい」
上越警察署によりますと今週6日(火)、市内の小売店で欠品していた商品を求める客が店員に詰め寄る事案が発生し、店員が非常ボタンを押して通報しました。
警察では、特に小規模な店舗で店員に対するカスタマーハラスメントが発生した場合、周囲の人は目撃者として110番通報してほしいと呼びかけています。
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