2026年9月21日 17:00更新
地元に愛されるグルメの数々を、店主、生産者、料理人などの“食の担い手”たちがリレー形式で紹介する「上越妙高うんまいもんリレー」。ひとつの料理、食材をきっかけに、次の人へバトンが渡され、地域の食文化を深掘りしていきます。見るだけでお腹が鳴る、思わず足を運びたくなる、知られざる「地元のうんまいもん」が続々登場します。
いなかの味 まんま
「そば粉を使ったおやき」をキーワードに、前回のどうがたのそばから紹介してもらったのは「いなかの味 まんま」です。
主に板倉区で採れた食材を使って、さまざまな総菜を作っている「いなかの味 まんま」。いつごろから活動しているのか聞いてみました。
笹団子 180円(税込)
清水エミ子さん
「たぶん15年くらい前から活動しています。3人でやっているが、全員、板倉商工会女性部の仲間。あまり地域に名物がないねってなったのが始まり。一番のきっかけは『笹団子』でした。そこから何をしようかと悩んで『おやき』とか『あっから』とか、5種類くらい作っている」
あっから…?! それは一体どんなものなのでしょう?
「トウガラシと塩と麴だけで作っている。トウガラシをとってきて、種を抜いて塩で漬けて、そのあとミキサーで擦って麹を入れる。麹が5割。辛い調味料。例えば焼き鳥につけたり、湯豆腐や冷ややっこにつけてもおいしい。食欲がないときはご飯にのせて食べます」
ほどよい辛味と麹の旨味で食が進みそうですね。「あっから」に使われているトウガラシも、清水さんのお友達が作られているそうです。
おやき(野沢菜・切り干し大根)
各180円(税込)
続いて「おやき」について教えてもらいました。
「上越地域におやきがなかったんです。みんなで何をしようかと考えたときに、友達にお米屋さんがいたので、お米を使ったものがいいということになって、おやきを作ることになりました」
どんな特徴がありますか?
「おやきの中身は、野沢菜と切干大根の2種類。仲間のお姉さま方が大根を作っていまして、それを春に切り干しにする。野沢菜も作っている人がいたり、自分で漬けたり、ほとんどが手作り。私が味付けしているが、おいしいと言われます(笑)。いつも買って下さる方もいる。もち米の粉や米粉を使っているので、時間がかかると柔らかくなってトロっとする」
では、なぜもち米の粉や米粉を使っているのでしょうか?
「米粉やもち米の粉だと、のど越しが良いから。みんなでいろいろ調合を考えて、そうしました。うちのおやきはイベントか、いたくら亭に行けば『おやきセット』として販売しています」
いたくら亭で提供されるおやきには、少し特徴があるようです。
「いたくら亭で作られたそば粉を買って、一緒に混ぜ込んでいる。そば粉を使った方が滑らかに仕上がります」
いなかの味まんまのおやきを常に食べられるのは、いたくら亭だけとのこと。そば粉を使っていないおやきは、イベント時のみの販売です。
板倉区の新たな名物を作ろうと立ち上がった、いなかの味 まんま。その味を通して、地元の皆さんに届けたい思いを聞きました。
「できれば地元の人に食べてほしいなって思う。板倉にもこういうものがあるんだよっていうのを知ってほしい。知らない人もいるんです。板倉にもこんなおいしいのがあるんだわって、幸せな気持ちになってほしい」
地元のお母さんたちが作る、板倉愛に溢れた「おやき」。ぜひ実際に味わって、感じてみてください。 なお、いなかの味 まんまは、11月1日に開催される「いたくら ふれあい祭り」にも出店する予定です。
どうがたのそばが紹介する次のうんまいもんのキーワードは「笹寿司」です。次はどんなうんまいもんが登場するのでしょうか?
※ご覧の記事は、JCVの地域情報番組「Jump」のコーナーで2026年9月16日に放送した内容です。
いなかの味 まんま
※実店舗はなく、イベントなどに出店
■電話:TEL 090-5320-9470
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