2026年10月30日
2026年10月31日 10:00更新
地元に愛されるグルメの数々を、店主、生産者、料理人などの“食の担い手”たちがリレー形式で紹介する「上越妙高うんまいもんリレー」。ひとつの料理、食材をきっかけに、次の人へバトンが渡され、地域の食文化を深掘りしていきます。見るだけでお腹が鳴る、思わず足を運びたくなる、知られざる「地元のうんまいもん」が続々登場します。
「ハチミツ」をキーワードに、前回の町家そばカフェ平丸から紹介してもらったのは「蜂六(はちむ)」です。
妙高市でも珍しい養蜂をしている蜂六。代表の鈴木さんは、なぜ養蜂を始めたのでしょうか?
代表取締役 鈴木和雄さん
「インターネットを見ていたら、ヤフーオークションにたまたま女王バチが出品されていた。出品者の柏崎の方が、巣箱を持って行っていいよということで、それが一番最初。古来からの種でニホンミツバチを育てています。一番の特徴は越冬ができるということ。それと手間暇がかからなくて、庭先でも飼える。上手に管理をすれば、意外と誰でも飼えると思います」
しかし、大変なところもあるようで…。
「スズメバチやツバメ、トンボなど、あらゆるものがニホンミツバチを餌にしている。戻ってくる個体が少ないとほかが夜逃げして、突然巣箱が空っぽになることもある。セイヨウミツバチのように、中を確認することができないので中の巣箱を見るまでは、今年はいいのか悪いのかわからない」
そんな蜂六で採れるハチミツには、ある特徴があります。
「養蜂しているところが楡島という場所なんですが、ハチはここの2km範囲で咲いている花の花粉を集めてきている。食べた方にはフルーティだとかコクがあるとか言われている。糖度が82~83%ある。その場で遠心分離器にかけて加工せずに食べるとおいしい」
蜂六(90g) 2682円(税込)
「パンケーキやヨーグルト、トースト、ホットミルクなどと一緒に食べるのもオススメです。ブルーチーズなど、しょっぱめのものともよく合います」
ブルーチーズなどの塩味の強いチーズと相性がとてもいいのだそうです。チーズの塩味がハチミツの優しい甘みを、さらに引き立ててくれます。ところで、ハチミツはどうやって採っているのでしょうか?
「重箱を重ねているが、その上段の一端をもらって来年は2段目をもらう。越冬で食べきれない量を来年いただくので、ほぼ2年物になる。なので、かなり濃厚。自分たちの蜜が落ちないように蜜ろうで囲ってあり、その表面を削り取って、それを遠心分離器にかけて採蜜する」
2020年から養蜂をはじめ、今年で6年目となる鈴木さん。ハチが来る前と後では、うれしい変化がありました。
「(ミツバチによる花粉交配で)果物の成りがとても良いようで、近所の人が取れすぎたと言って家に持ってきてくれる。作物を作っている方からは『今年も飼ってね』と言われる。皆さんから興味を持ってもらうことによって、妙高市の生態系を守りながら、過ごしやすい地域になってもらえればいいのかなと思っています」
妙高の自然で育み、ミツバチたちが集めた、ここでしか食べられない妙高産百花蜜100%のハチミツ。その優しい甘みと豊かな香りをぜひ楽しんでみてください。なお、蜂六のハチミツは、赤倉観光ホテルでしか販売されていません。
蜂六が紹介する次のうんまいもんのキーワードは「はさかけ米」です。次はどんなうんまいもんが登場するのでしょうか?
※ご覧の記事は、JCVの地域情報番組「Jump」のコーナーで2026年10月21日に放送した内容です。
蜂六(はちむ)
■住所:妙高市楡島256
■電話:TEL090-4756-8811
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