2026年10月19日
2026年10月19日 13:55更新
クマが出没したことを想定した初めての緊急銃猟訓練が、16日(金)に上越市の春日山城史跡広場周辺で行われました。市の職員は関係機関と連携し、住民への周知や発砲までの手順など、一連の流れを確認しました。
訓練には、緊急銃猟を行う県猟友会や警察、消防など、関係機関5団体のおよそ40人が参加しました。緊急銃猟は去年9月、鳥獣保護管理法の一部改正により導入された仕組みで、自治体の判断でクマやイノシシなどを発砲して確保できる制度です。
訓練では、上越市大豆の春日山城史跡広場にツキノワグマ1頭が出没し、施設内に見立てたテントに入り込んだことを想定して行われました。
参加者は今年4月に完成した上越市の対応マニュアルに沿って、周辺の交通規制や近隣住民への周知など緊急銃猟を行うまでの一連の流れを実際に行い、それぞれの役割を確認しました。
設置された現場本部では、各関係機関が緊急銃猟の必要性を協議し、市長に報告。市から委託を受けた県猟友会の上越支部メンバーが30メートルほど離れたクマに発砲しました。
県猟友会上越ブロック長 早川寿男さん
「猟友会とすれば、最終的な手段。銃器は殺傷能力があり、非常に危険なもの。安全を確保するなかで実施をする」
上越市内ではこれまで、緊急銃猟の事案は発生していませんが、今年4月1日から10月15日までに、去年より20件ほど多い91件のクマの目撃情報が寄せられています。
上越市環境政策課 南雲一弘 課長
「うまく出来たこと、課題も出てくると思うので、実際の場面で生かしていきたい。近隣13区での訓練も必要と考えている」
この制度が導入されてから今月16日(金)までに、県内では16件の緊急銃猟が行われ、全国で2番目に多くなっています。
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