2025年6月6日
2025年6月3日 13:29更新
障がいのある人もない人も、一緒に演劇が楽しめる字幕や手話、音声ガイドが付いたバリアフリー演劇が、1日県内で初めて上越文化会館で上演されました。
バリアフリー演劇は、障がいがある人もない人も一緒に楽しんでもらおうと、演劇に手話の通訳を取り入れ、役者のセリフに合わせた字幕を表示し、さらには音声ガイドをつけるなど工夫されたもので、東京都を拠点に活動している「東京演劇集団 風」が全国の特別支援学校や文化施設などで上演しています。
今回上演されたのは「タッチ~孤独から愛へ」です。物語の舞台はアメリカ。孤児の兄弟が孤児院育ちのギャングと出会い、愛情に触れながら兄弟が成長していく物語です。会場には、障がいのある人を含め150人ほどが足を運びました。
出演者4人のうち1人は、芝居に溶け込みながら、セリフや物語を伝える手話通訳を行います。また字幕のほか、セリフや登場人物の動きや表情、今舞台で起こっていることが音声ガイドで流れます。
音声ガイド
「フィリップがロープで打つ。トリートに当たる。ハロルドの手がほどける」
「ハロルドがフィリップのかかとに靴べらを添え、ふくらはぎを叩く」
来場者
「感動するところや面白いところ。見てすごくよく分かった。最後はとても感動して涙が出た。聞こえる聞こえない関係なく一緒に楽しんだ場だった。うれしかった」
親子
「字幕や音声(ガイド)を特に意識して見ていたわけではないが、字幕があることで聞き取れなかった所がよく分かって良かった」
「字幕が入って分かりやすかった」
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