2026年4月29日
2026年4月30日 12:09更新
目の不自由な女性の旅芸人、「ごぜ」の文化について語るトークイベントが25日(土)に上越市板倉区のゑしんの里記念館で開かれました。

トークイベント「瞽女の祈り」は、妙高市に住む詩人でごぜに関する書籍を出版している国見修二さんが、ごぜの文化を伝えようと開いています。ごぜは目の不自由な女性の旅芸人で、娯楽が少ない時代に、徒歩で1年に300日以上、旅をしながら各地で歌や三味線を披露して生活してきました。高田でも昭和40年代前半まで活動していました。
イベントには40人ほどが参加し、国見さんが自身の詩集「瞽女―祈り」についてや、ごぜがよく訪れていた板倉区の集落などについて紹介したほか、記録映画「瞽女さんの歌が聞こえる」の上映が行われました。

記録映画では、高田ごぜの杉本キクイ、五十嵐シズなどが協力しあって同居し、食事の支度や部屋の掃除を器用にこなす様子や、ごぜ唄を披露する姿が登場し、観客は興味深そうに見入っていました。

続いて、上越市出身の画家、渡部等さんや、映画「瞽女」の題字を書いた上越市に住む書家の岡田凌雲さんなど4人が登壇し、それぞれが手掛けたごぜに関連する作品について、創作の背景などを語りました。観客のなかには、ごぜが活動していた当時、実際に瞽女唄を聞いたことがあるという人もいました。

観客
「1本道を(ごぜが)歩いてきて、家の前に来て歌い、とても良い声だった」

来場者
「ごぜの歴史を少し勉強していた。さらに映画を見てよくわかった。若い人に知ってもらうことが大事」

詩人 国見修二さん
「板倉区はごぜ宿がたくさんあり、当時からごぜがたくさん行き来した場所。ごぜを知っている人が、まだたくさんいて驚いた」

ゑしんの里記念館では、来月10日(日)まで国見さんの詩をもとにした、ごぜの風景画や書の作品が展示されています。入館は無料です。
次回のトークイベントと映画「瞽女」の上映は、6月28日(日)の午後1時から、安塚コミュニティプラザで行われます。
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